ISEFファイナリスト研修会を実施

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3月27日、29日、30日の3日にわたり、第18回高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC2020)から選出された国際学生科学技術フェア(Regeneron ISEF)日本代表の研修会が、オンラインにて行われました。

日本サイエンスサービス(NSS)では、本研修会の企画をはじめ、5月3日から始まるISEF本番に向けた、英語でのプレゼンテーションと質疑応答の練習をサポートしました。

研修初日は、NSSスタッフによるISEFの概要とルール説明、ISEFで聞かれる質問と効果的な受け答え方のレクチャーが行われました。例年とは異なりオンラインで大会が行われるため、これまでとは異なる提出資料や発表方法についての説明もありました。ファイナリストたちからも質問が挙がり、画面越しながらも真剣な姿勢が伝わってきました。また、この日は各々の研究チームによる日本語での研究発表と質疑応答、2~3分でプレゼンするための英語原稿の作成を行いました。ファイナリストは、1年間掛けて行った研究の魅力を短い時間の中で最大限に伝えられるように、試行錯誤しながら文章を考えていました。

2日目には、英語ボランティアスタッフの協力のもと、作成した英語原稿の推敲、英語での発表と質疑応答の練習を行いました。慣れない英語でのやりとりに最初は戸惑いながらも、アドバイスをもらいながら練習を重ね、一生懸命に取り組んでいました。また、ランチタイムには、ミネルバ大学の学生の方々と会話をしながら休憩をしました。

最終日は、研修会のまとめとして、3つのグループに分かれて発表会を行いました。どのチームの発表も、前日より格段にレベルが上がっていました。本番までに改善するべき点も明確になり、充実した発表会となりました。研修の最後には、ファイナリストみんなで日の丸を掲げ、パソコンの画面上で記念撮影をしました。

通年とは異なるオンラインでの研修会で、やりとりが難しいと感じることもあったかもしれませんが、とても価値のある3日間となりました。ISEFまで残り1ヶ月と少しです。今回の研修会で得たことを踏まえて、さらに自信を持った発表ができるように準備を進め、ISEFの舞台で輝けることを祈っています。また、オンラインでの開催ではありますが、全力で楽しみ、彼らにとって一生の思い出となることを期待しています。

参加ボランティア数:27名