【科学の国際大会で英語プレゼン、日本代表の高校生を事前の合宿研修で応援したい!】
2017年1月13日より約4ヶ月間,日本サイエンスサービスでは高校生の科学研究の国際大会ISEFに参加する日本代表の高校生を応援するクラウドファンディングをクラウドファンディングサイトA-portにて実施します.10年以上に渡り開催してきた日本代表生徒向けのISEF研修会ですが,今年はこれまで支援を得てきた企業の撤退により,開催が困難な状況となっていました.研修会の運営を見直すことで今年もなんとか開催に漕ぎつけようとしていますが,ボランティアスタッフを十分に配置して,これまでと同様の研修の質を維持するには,どうしても皆さまのご支援が必要な状況となっており,今回,クラウドファンディングという形でお力添えをいただきたく,お願いさせていただいております.ご支援いただいた方には,支援額に応じて様々な特典もご用意しております.詳細は,A-portの特設ページよりご覧ください.今年も,日本代表の高校生が成果を存分にアメリカで発表できるように,どうかご支援をよろしくお願い申し上げます.
科学自由研究の国際大会Intel ISEFおよび日本代表研修会について
Intel ISEFは,世界70を超える国や地域から,700万人が参加する予選を見事勝ち抜いた約1700名の中高生だけが参加できる,世界最大の科学自由研究の大会です.大会にはノーベル賞受賞者も参加し,審査員だけでも1000名を超え,高校生とは思えないレベルの高い研究が世界中から集まります.これまで早期発見困難な膵臓がんを早期発見するセンサの開発や安価で実現可能な自動運転車の開発などの研究成果が発表され,毎年,未来のノーベル賞候補が生まれていると言っても過言ではありません.日本からは1958年から大会に参加しており,2017年は12組の高校生が日本代表として参加する予定となっています.年々レベルの高くなる大会に合わせ,参加ノウハウ等を持ったOBOGが代表を支援しようと2004年から代表向けの研修会を始めました.最近では,過去最高となる4組の優秀賞受賞や部門最高賞の受賞など,年々激しくなる競争の中で日本代表が成果を上げています.Intel ISEFでは,研究成果を英語で発表することが求められるだけでなく,その成果がどのように学術や社会に役立つか,研究に関する大学レベルの基礎知識を持ち,研究の位置付けができているかなど,言語だけでなく文化の異なる日本の高校生にとっては,困難の伴う発表が求められています.日本サイエンスサービスでは,最先端の研究の一線で活躍する研究者を含むOBOGの立場から,研修会を通してアドバイスを行ってきました.参加したファイナリストからは,「(参加して)本当に良かった」「アドバイスのおかげで実際の質問に答えられた」「想定質問が何度も聞かれた」「将来,自分も手伝いたい」等の感想をいただいています.