3月26日、28日、29日の3日にわたり、第19回高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC2021)から選出された国際学生科学技術フェア(Regeneron ISEF)日本代表の研修会が、オンラインにて行われました。
本研修会は、本番を想定した発表と質疑応答が英語でできるようになることを目標に行われました。NSSスタッフは、実際にISEFに参加した経験を踏まえ、ファイナリストの練習のサポートをしました。
1日目には、NSSスタッフによるISEFのルールや採点方法などの概要説明、質疑応答についての講義が行われました。オンライン審査は今年が2回目で、昨年ISEFに参加したスタッフから、オンライン審査の様子などのレクチャーもありました。ファイナリストからもオンライン審査についての質問が挙がり、真剣に聞く様子がうかがえました。午後には、実際に大会でプレゼンする原稿を作成しました。2-3分での発表を目安とし、その時間内に伝えたいことを組み込むのに苦労をしている様子もありましたが、一生懸命考え良い原稿が作れていました。
2日目には、英語ボランティアの方に協力していただき、作成した原稿の内容や発表の仕方の確認をしました。ボランティアの方に依頼したい内容を英語で伝えたり、英語でのアドバイスを試行錯誤して聞き取ったり、集中して熱心にやりとりをしていました。また、NSSスタッフと一緒に想定質問とその答えも考えました。この日の終わりには、集中しきった顔が見られ、原稿の内容も、英語での発表もとてもブラッシュアップしていました。
最終日にも英語ボランティアの方々に協力していただき、本番を想定した発表会を行いました。前日にアドバイスされたことを早速取り入れ、磨きのかかったプレゼンテーションになりました。英語での質問に戸惑いながらも、答えようと頑張っている姿がとても印象的でした。研修の終わりには、残り約1ヶ月で改善していくところも明確になり、意義のある時間が過ごせたのではないかと思います。
研修会を通して、プレゼンテーションを磨き上げただけでなく、ファイナリスト同士の交流も深まり、改めてISEFへの気持ちが高まっていました。さらに自信を持って大会に望めるよう、今後の準備も一緒に頑張っていきましょう。今年もオンライン開催ではありますが、ISEFという貴重な大会を心から楽しみめることを願っています。