グローバルリンク シンガポール2016の日程としては最終日の25日、参加の高校生たちは、シンガポールで働く研究者の特別講演や普段は入ることのできない研究施設の見学を楽しみました。
午前中は、昨日と同じ会場でシンガポールの研究者から直接、英語で講義を受講しました。まずNational University of Singapore准教授 Than Leng Leng氏から、『Aging and Policy Response : the Case of Singapore』というテーマで、高齢化する社会にどう対処していくか、シンガポールの現状とともに紹介してもらいました。Than Leng Leng氏は、日本の沖縄に滞在して研究した経験もあるそうです。シンガポールでは、家族の結びつきを強くすることで高齢者と若年者が支え合う社会を目指していることが説明されました。
続いて、Science Centre Singaporeマネージャー Pang Kian Tiong氏からは『Science Communication』についての講義がありました。Pang Kian Tiong氏は純粋な物理学を勉強していた中、学際的な医学に関わる研究をしたことをきっかけにScience Communicationにご興味をもち、現在のお仕事をされているそうです。日本の高校生は、慣れない英語での長時間の講義となりましたが、集中力を高め、内容を理解しようと頑張っていました。
昼食の後、午後は、最先端技術の研究を行っている研究機関や企業が集まるFusionopolis内のA*STARの施設Fusionworldや生命系の研究が行われているBiopolisを見学しました。普段は、目にすることのできない最先端の研究施設の様子に高校生たちは目を輝かせていました。また、セントーサ島に移動し、世界最大級の大きさを誇る水族館S.E.A.アクアリウムを見学しました。